BMW X1、コンパクトSUVの魅力
BMWのSUVラインナップ「Xモデル」の中でも、都市部での取り回しの良さとBMWらしい走行性能を両立させ、幅広い層から支持を集めているのが「X1」です。特に中古車市場では、そのコストパフォーマンスの高さから、BMWオーナーへの第一歩として、あるいはダウンサイジングの選択肢として、非常に注目されています。
「BMWに乗りたいけれど、サイズが大きすぎるのは困る」「維持費が心配」「故障のリスクは?」といった疑問をお持ちの方々にとって、X1はまさに理想的な選択肢となり得るでしょう。
弊社アバンティーは、長年にわたりBMWの中古車を取り扱ってきた専門店として、新車カタログには載っていない「現場の生の声」をお届けします。今回は、特に中古車市場で人気の高い2代目「F48」と、最新の3代目「U11」に焦点を当て、ディーゼルエンジンと4WD(xDrive)モデルを中心に、その魅力と賢い選び方について徹底的に解説してまいります。
BMW X1 F48/U11のメカニズムとデザイン:FFベースの革新と進化
BMW X1は、その世代によって大きく異なるキャラクターを持っています。特に2代目F48型は、BMWの歴史において大きな転換点となったモデルです。
F48世代の革新:FFプラットフォームへの転換
2015年に登場した2代目X1(F48型)は、それまでのFR(後輪駆動)ベースから、MINIなどにも採用される「UKLプラットフォーム」をベースとしたFF(前輪駆動)ベースへと大きく舵を切りました。この変更は、BMWファンにとって賛否両論を巻き起こしましたが、結果としてX1の魅力を大きく広げることになります。
FFベースになったことで、室内空間、特に後席の足元やラゲッジスペースが飛躍的に拡大。コンパクトなボディサイズながら、ファミリーユースにも十分対応できる居住性を手に入れました。また、FFベースのxDrive(4WD)システムは、通常走行時はほぼFFで、必要に応じて後輪に駆動力を配分するオンデマンド式となり、効率的な走行と安定性を両立しています。
デザイン面では、初代X1のステーションワゴン的な要素から脱却し、よりSUVらしい力強く、堂々としたスタイリングへと進化しました。短いオーバーハングと長いホイールベースは、BMWらしいスポーティさを感じさせます。
U11世代への進化:よりモダンに、よりデジタルに
2022年に登場した3代目X1(U11型)は、F48型のコンセプトをさらに発展させ、最新のBMWデザインとテクノロジーを惜しみなく投入したモデルです。
エクステリアは、より大型化されたキドニーグリル、シャープなヘッドライト、そして力強いフェンダーラインによって、存在感を増しています。内装は、BMWの最新モデルに共通する「カーブドディスプレイ」が採用され、iDrive 8システムと相まって、大幅にデジタル化されたモダンなコックピットへと変貌を遂げました。物理ボタンが減り、タッチ操作や音声認識が中心となることで、より洗練された印象を受けます。
パワートレインも多様化し、ガソリン、ディーゼルに加え、PHEV(プラグインハイブリッド)やEV(電気自動車)の「iX1」もラインナップに加わりました。
ディーゼルエンジン(B47系)の魅力とxDriveシステム
X1のディーゼルモデルは、その経済性と力強さから、中古車市場でも非常に人気が高いグレードです。F48型では「xDrive18d」と「xDrive20d」が、U11型では「xDrive20d」が主力となります。
搭載されるB47型ディーゼルエンジンは、BMWが誇る2.0L直列4気筒ターボディーゼルで、低回転域から湧き上がるような太いトルクが特徴です。これにより、街中でのストップ&ゴーや高速道路での合流・追い越しも非常にスムーズに行えます。また、WLTCモード燃費で17km/Lを超える優れた燃費性能も魅力で、燃料費を抑えたい方には最適な選択肢と言えるでしょう。
ディーゼルエンジン特有の振動や音については、F48の初期モデルではやや感じられることもありましたが、後期モデルやU11型では遮音材の強化やエンジンの改良により、かなり改善されています。しかし、ガソリンエンジンと比較すれば、アイドリング時の音や振動は多少なりとも存在します。この点は、試乗でご自身の感覚と照らし合わせていただくことをお勧めします。
xDrive(4WD)システムは、FFベースのX1においてもBMWらしい安定した走行性能を提供します。特に降雪地域にお住まいの方や、ウィンタースポーツ、アウトドアを楽しまれる方にとっては、安心感をもたらす重要な装備です。
サイズと内装:日常使いからレジャーまで
X1は、BMWのSUVラインナップの中で最もコンパクトなモデルですが、そのサイズ感と内装の使い勝手は、日常使いからレジャーまで幅広いシーンで活躍します。
ボディサイズと取り回し
- F48型: 全長4455mm × 全幅1820mm × 全高1610mm
- U11型: 全長4500mm × 全幅1845mm × 全高1640mm
U11型はF48型に比べて一回り大きくなっていますが、それでも日本の道路事情や駐車場事情を考慮すれば、十分にコンパクトと言えるサイズです。全幅が1.8m台に収まっているため、機械式駐車場にも対応しやすいでしょう。最小回転半径も比較的抑えられており、都市部での細い路地やUターンでも取り回しに苦労することは少ないはずです。
内装デザインと居住性
F48型の内装は、BMWらしい質実剛健なデザインが特徴です。物理ボタンが多く配置され、直感的な操作が可能です。シートはしっかりとしたホールド感があり、長距離移動でも疲れにくい設計となっています。後席は、FFベースの恩恵で足元空間が広く、大人2人がゆったりと座れる広さを確保。ラゲッジスペースも505L(後席使用時)と十分な容量があり、後席を倒せば最大1550Lまで拡大できるため、大きな荷物やアウトドア用品の積載にも対応します。
U11型の内装は、前述の通りカーブドディスプレイが目を引く、よりモダンで先進的なデザインです。iDriveコントローラーが廃止され、シフトセレクターも小型化されたことで、センターコンソール周りが非常にすっきりとした印象を与えます。素材の質感も向上しており、より上質な空間を演出しています。後席の広さやラゲッジスペースの容量もF48型からさらに拡大されており、ファミリーカーとしての魅力も高まっています。
中古車選びのポイント:F48前期・後期、U11、グレードとオプション
BMW X1の中古車を選ぶ上で、最も悩ましいのがどの世代、どのグレードを選ぶかでしょう。ここでは、弊社アバンティーが考える賢い選び方のポイントをご紹介します。
F48前期と後期(LCI)の比較
F48型は、2019年夏頃にマイナーチェンジ(LCI:Life Cycle Impulse)が実施されました。このLCI前後で、内外装や装備にいくつかの変更点があります。
- エクステリア: キドニーグリルが大型化され、より迫力のあるフロントフェイスに。ヘッドライトやテールランプのデザインも変更され、よりモダンな印象になりました。
- インテリア: シフトレバーが電子式に変更され、より洗練された操作感に。iDriveシステムもバージョンアップし、タッチパネル対応やApple CarPlayのワイヤレス接続に対応するなど、利便性が向上しています。
- パワートレイン: ディーゼルエンジンも改良され、燃費性能や環境性能がさらに向上しました。
中古車市場では、LCI後のモデルの方が年式が新しく、装備も充実しているため、価格は高めに推移する傾向があります。しかし、LCI前のモデルでも基本的な走行性能や実用性は十分高く、価格がこなれているため、コストパフォーマンスを重視するなら魅力的な選択肢です。特に「アダプティブクルーズコントロール」などの先進運転支援システムは、LCI前後で搭載状況が異なる場合があるため、ご自身の希望する装備が備わっているか、必ず確認するようにしてください。
U11の現状と将来性
U11型はまだ登場して間もないため、中古車市場での流通量はF48型に比べて少なく、価格も高めに設定されています。最新のテクノロジーやデザイン、そしてより洗練された乗り心地を求めるのであればU11型が最適ですが、予算との兼ね合いが重要になります。
人気グレードとオプション
X1のグレードは、主に「Standard」「xLine」「M Sport」の3種類があります。
- Standard: 基本グレードで、シンプルな内外装が特徴です。
- xLine: SUVらしい力強さを強調したデザインで、内外装に専用の加飾が施されます。
- M Sport: スポーティな内外装とMスポーツサスペンションによる引き締まった乗り味が特徴で、中古車市場でも最も人気が高いグレードです。
ディーゼルモデルでは、「xDrive18d」と「xDrive20d」が主力です。xDrive18dでも十分な動力性能を持っていますが、より余裕のある走りを求めるならxDrive20dがお勧めです。
中古車を選ぶ際には、以下のオプション装備の有無も確認しておくと良いでしょう。
- ドライビングアシストプラス: アクティブクルーズコントロールやレーンキープアシストなど、長距離移動で非常に役立つ先進運転支援システムです。
- コンフォートパッケージ: 電動テールゲートやコンフォートアクセス(キーをポケットに入れたままドアの開閉やエンジン始動が可能)が含まれることが多く、日常の利便性が格段に向上します。
- Hi-Fiスピーカーシステム: 音質にこだわる方には必須のオプションです。
- パノラマガラスサンルーフ: 開放感があり、車内を明るく演出します。
- ヘッドアップディスプレイ: 視線移動を最小限に抑え、安全運転に寄与します。
これらのオプションは、中古車価格にも影響を与えますが、後から追加することが難しい装備ばかりです。ご自身の使い方に合わせて、必要なオプションが装着されている車両を選ぶことをお勧めします。弊社では、お客様のご要望に合わせたオプション装備の車両探しもお手伝いいたします。
中古車ならではの注意点と維持費のリアリティ
BMW X1のディーゼルモデルは、優れた経済性を持つ一方で、中古車ならではの注意点も存在します。
- ディーゼルエンジンのメンテナンス: ディーゼル車特有のDPF(ディーゼル微粒子フィルター)は、短距離走行が多いと詰まりやすくなる傾向があります。定期的な高速走行でDPFを再生させることで、トラブルを未然に防ぐことができます。また、インジェクターやEGRバルブなどの部品も、走行距離や使用状況によっては交換が必要になる場合があります。
- 足回り・駆動系: FFベースのX1は、FRベースのBMWとは異なる駆動系の構造を持っています。走行距離が増えれば、ブッシュ類やダンパーなどの消耗品交換が必要になることもあります。
- 電装系: BMWに限らず、輸入車は電装系のトラブルが皆無ではありません。特に年式の古いモデルでは、バッテリーやセンサー類の交換履歴を確認することが重要です。
弊社アバンティーでは、入庫した車両はすべて専門メカニックによる徹底した点検・整備を実施しております。お客様には、車両の状態や過去の整備履歴を包み隠さずお伝えし、購入後のメンテナンスについても具体的なアドバイスをさせていただきます。購入後のアフターサポートも充実しておりますので、ご安心ください。
まとめ:アバンティーが提案するBMW X1との賢い付き合い方
BMW X1は、そのコンパクトなボディサイズにBMWらしい走行性能、そして優れた実用性を兼ね備えた、非常に魅力的なSUVです。特にディーゼルモデルは、経済性と力強さを両立しており、中古車市場では高い人気を誇ります。
F48型は、こなれた価格でBMWのSUVライフを始めたい方に、U11型は、最新のテクノロジーとデザインを求める方に最適です。どちらのモデルを選ぶにしても、ご自身のライフスタイルや予算、そして重視するポイントを明確にすることが、後悔のない一台を見つける鍵となります。
弊社アバンティーは、BMWの中古車を専門に取り扱うプロショップとして、お客様一人ひとりのご要望に真摯に向き合い、最適な一台をご提案いたします。新車時のカタログスペックだけでなく、中古車としての「現在の価値」「維持のリアリティ」「市場での選び方」をお伝えすることで、お客様に心からご満足いただけるBMWライフをサポートすることをお約束します。
BMW X1にご興味をお持ちでしたら、ぜひ一度、弊社アバンティーにご来店ください。豊富な在庫の中から、お客様にぴったりのX1を見つけるお手伝いをさせていただきます。専門知識豊富なスタッフが、皆様のご来店を心よりお待ちしております。



